「PENTAXカメラと風景写真」 世界自然遺産の屋久島にて

主にペンタックスのカメラやレンズをつかって屋久島の風景写真をご紹介!

今の時代だからこそフィルムカメラのすすめ 

世の中はフルサイズミラーレスが熱いですが、今日はフィルムカメラのすすめです。

ちなみにデジタルカメラも愛用しているので否定する訳ではなく、両方うまく使っていくのが一番良いと思っています。

 

 フィルムカメラのよい所は

  1. 一度で二度楽しい、記憶に残るカメラ
  2. 保存に有利?モノとして残る安心感。
  3. 意外とコストがかからない?
  4. モノとしての良さ・重厚感がたまらない 
  5. ファインダーの見やすさ
  6. リバーサルフィルムは一見の価値あり

です。

 

 もちろん主観的な意見ですので、参考程度に見てくださいね。

 

それでは、一つ一つ説明していきます。

1.記憶に残るカメラ

フィルムカメラはもちろん現像代がかかります。また、フィルムの枚数制限があるのでおのずと一枚一枚を丁寧に撮ることになります。

カメラにもよりますが、マニュアルでピントを合わせたり、いろいろな動作が加わり一枚を撮るのに時間がかかったりもします。

そのため、一つの被写体を見る時間も長くなり、そのせいか記憶に残りやすいです。

また、ポイントはすぐに撮影結果が見られないこと。この時間が撮影の記憶を熟成していきます。

少し、時間をおいてプリントした写真を見ると撮影していた時の記憶がよみがえってきます。

一枚一枚を手に取りながら、思い出したり、撮影方法を反省したり、思っていたよりよく撮れていたり、そんな時間が至福のひとときです。

撮影だけではなくプリントの時間を楽しむことができます。

 

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カラーネガフィルム フジフィルム CS200

2.何気に保存に有利?

皆さんはデジカメのデータをどのように残しているでしょうか?

パソコン、クラウドサービス、ハードディスクなどいろいろありますが、うまく保存できてますか?

私は正直、うまく保存出来ていません。正確に言うと保存はしているのですが、定期的にデータを更新していなかったり、どこに保存したか分からなくなっています。

(大量の写真データを整然と保存出来ている方は尊敬いたします。)

また、データなので一瞬で消えてしまう可能性を考えるとなんだかはかないです。

一方でフィルムのネガなどの場合は、20年以上まえのものがいまだに手元に残っています。

何気にすごいなあ~と感心してしまいます。

モノとして残っているうれしさ・安心感を味わうことができます。

 

3.意外とコストがかからないかも

フィルムカメラの話になるとどうしても現像代(コスト)の話になるのですが本当にコストがかかるのでしょうか?

私の答えはデジタルカメラと併用するのであれば意外とかからないと思います。

まず、フィルムカメラのボディーですが数千円から~数万円で昔の中型機やフラッグシップモデルの物まで購入することができます。(これが楽しい。カメラ沼にはまる原因ですが・・・)

デジタルカメラであれば10万20万~最近だと30万の世界になってきてます。

私の小遣いでは正直厳しい~。

その他の費用としてはフィルム代:数百円から千円以上、現像代(私が愛用しているお店ではネガ現像・同時プリント、CDデータ書き込みで1380円)です。

私は月に一本程度の撮影なので月2000円ほど。

一年で2000円×12か月=24000円です。

意外と高くないように思うのですがいかがでしょう?

ちなみに私はデジタルカメラのレンズやボディーに年間10万以上は消費しています。

私にとってはデジカメ関連のコストの方がかかっています。

 

  

4.モノとしての良さ・重厚感がたまらない

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ニコンF3 80年代最上位機種が数万で買えます

これは触ってもらわないと分からないと思いますが、金属のひんやりとした冷たさ・重さ、頑丈さ、モノとしての良さを感じます。

日本の物づくりとしての美しさと言えるでしょうか。

最近のモノはやはり軽く・安くするためにチープな感じがしてしまいます。

きっと皆さんの所有欲を満たしてくれるはずです。

 

5.ファインダーの見やすさ

モノによりますが、フィルムカメラのファインダーはとても見やすいです。

フィルムカメラのファインダーに慣れてしまうとデジタルカメラのファインダーに不満がでてきてしまうほどです。

近くに中古カメラ屋さんがある方は一度覗いてみてください。

ただし、ファインダースクリーンも種類がありますので慣れないスクリーンだと見にくいかもしれません。

例:ニコンF3はファインダー視野率100%、倍率0.8倍

大衆機のニコンFEでも視野率約93%、倍率約0.86倍。視野率100%ではありませんがとても見やすいです。

参考:デジタル一眼レフカメラニコンD810は視野率100%、倍率約0.7倍。

 

6.リバーサル(ポジ)フィルムは一見の価値あり

フィルムには大きく分けてネガフィルム(一般的なフィルム)とポジ(リバーサル)フィルムがあります。

リバーサルフィルムはフィルム自体に色がついているのでライトボックスなどで後ろから光を照らしてみると直接写真をみることができます。

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リバーサルフィルム

ルーペで覗いた世界は、立体感があり目の前に本物の景色が広がっているように見えますよ。

本当に一見の価値ありです。

私は旅行や自然風景を撮るときにはリバーサルフィルムを愛用しています。

 

フィルムカメラ好きの人が増えて、今後何十年もフィルムが残っていくことを期待しています。

チェキや写ルンですなどのリバイバルを考えると意外といけるかも・・・。